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二重螺旋構造(Part くちゅー)

…………ここはどこだ?
カレは目を覚ましてすぐにそう思った。
何故、こんなところにいるんだ?
たしか、昨日は友達と遊びに行って……あれ?
なんで、そこから先が思い出せないんだ?
カレは不気味に思いながらも、辺りをもう一度見渡した。
「此処は一体どこなんだ……?」
そこは暗闇に近かった。
目を凝らすと、微かな緑色の照明に照らされ、室内の様相が姿を現す。
「なんだ、こりゃ……」
微かな光が照らした部屋の風景は、明らかに異質だった。
まるで、ゲームやマンガの世界の中に出てくるような部屋だ。
生命維持装置の様なモノが、整然と並んでいる。
そこは、研究所だった。
「起きたかね?」
かばっとカレは飛び起きた。
「この研究所が珍しかったかね?」
そこには20代半ば位の男が立っていた。
「な、なんだお前は」
「私か?私は此処の主であり、キミ達をさらった者だよ」
「なっ!?と、友達はどうした!?どこにいる!?」
男は口元に微笑をたたえ、こうかえした。
「キミの友達は儀式に使わせてもらったよ。残念ながら『聖者』を起動させる事は出来なかったがね」
カレの頭は混乱する。
儀式?聖者?こいつは何を言っているんだ?友達をどうしたって?
「私の夢は世界中から集めた聖遺物でホムンクルスを作る事なんだよ。古今東西のあらゆる武器をたばねてね。」
カレにはこれっぽっちもわからなかったが、本能が此処を離れろと告げていた。
しかし、体は動かない。
「あぁ、動きは封じさせてもらったよ?キミには私が外で動く時の器になってもらわなくてはならないのでね。」
その言葉の途中で、カレは意識を失った。
夜、空港に1人の少年がいた。
高校生ぐらいの少年だ。
カレはすでに消え、中身は入れ替わっている。
少年はタクシーに乗り、運転手に告げた。
「継色市へ」
少年を乗せたタクシーは進む。
彼の望みをかなえる場所へ。

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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面白そうだから入れてみた。今日のカードはこれっ!
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