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【題名】神父ルート5【募集中】

まさかのクロスオーヴァー
唐突にウィアドさん
アーネンエルベで一日?
――――昼休み。


瀬口はいつも通りに優一郎の一つ前の席に座り、弁当を広げる。
「「「いただきます」」」
瀬口、優一郎、日差の声が重なる。
意外と礼儀正しい三人だった。
「ふぉひはふぇふはんはへへふぃふぁへほ」
「ニホゴンでおけ」
「優一郎さん日本語ですよ日本語」
瀬口はおにぎりをお茶で流し込み、会話を戻す。
「とりあえず考えてみたけど、やっぱり最初は友達からだと思うんだ」
「まぁそうだろうな。で、学年とかはどうやって調べるんだ?」
「“アイツ”の力を借りる」
「あいつって?」
優一郎も心当たりがないのか日差の発言に頷いている。
「あいつだよあいつ」
そういって同じクラスにいる二人の外国人の内の一人、通称『魔術師』を指差した。


「いやだ」
即答だった。
『魔術師』ウィアド・フェオ・アルジズは不機嫌そうな顔を普段より不機嫌にして答えた。
「…………瀬口さん、ウィアドさんと知り合いだったんですね」
「一応な。好きでなったわけじゃないが」
「おいウィアド~~。つれないな~~。俺とお前の仲だろ?」
「死ね」
とだけ返し、自分の席へ戻ろうとするウィアド。
そんなウィアドに瀬口が一言呟く。


「――――ミア」
瞬間、ウィアドが転ぶ。
「占えよ~~。じゃないと色々バラすぞ?」
後半はウィアドだけに聞こえるようにトーンを落とす。
「それやったら本当に殺すぞ?」
「ルーン使ってぱっぱと占えば済む話だろ?」
「魔術の秘匿、忘れたのか?」
「占い程度ならばれないって」
二人はしゃがんで内緒話をしている。
「チッ。…………報酬は?」
「アーネンエルベのランチ」
「二人分なら」
「…………乗った」


ウィアドは弁当を片付けさせ、様々な記号の書かれたカードを25枚。
それらを裏返して混ぜる。
「それじゃ始めるぞ。瀬口、一枚取れ」
「よっしゃ!俺のターン、ドロー!」
そう言って瀬口は勢いよく一枚捲る。
「…………マンナズ。良かったな、人間関係は良好らしいぞ」
「よく分からんが人間関係か。ぴったりだな」
優一郎はそれ以外のカードを捲って質問している。
「この矢印(↑)みたいのはどんな意味なんだ?」
「これはテイワズ。戦いとか勝利を意味する」
「へー、じゃこれは?」
「こっちはエイワズ。意味は…………」
「いや、それはいいからこのマンナズに他の意味はないのか?」
意外と盛り上がってる二人に瀬口は尋ねた。
「そうだな、『問題の解決には協力者が必要』って意味もあるな」
協力者協力者……、と呟きながら考える瀬口。
「分かった、ありがとう」
「ランチ忘れるなよ」
そんな声を背に受けながら自分の席へと向かう。
「あいつに聞いてみるか…………」
そんな言葉を漏らしながら。





――――放課後。


「瀬口、どっか行かないか?」
「悪い今日は早めに帰るじゃあな」
そう言って足早に教室から去っていく瀬口。
「珍しいな」
「何がですか?」
思わず漏らした独り言に、独り言に日差が首をかしげる。
「瀬口の事さ」
「……そうですね、あんなに真剣な瀬口さんは久しぶりに見ます」
「文化祭以来か?」
「体育祭の時も頑張ってましたよ。…………何だかんだ言って優一郎さんも瀬口さんの事が心配なんですね」
しかし優一郎はかぶりを振る。
「いや、純粋に足掻く姿が見たいだけさ」
「…………素直じゃないんですね」
思わず呟く。
「ん?何か言ったか?」
「いえ何も。さぁ、帰りましょうか」
「あぁ、そうだな」
そして、二人は帰路につく。




帰り道、住宅街の中にある喫茶店で瀬口を見かけた気がした。
…………いやな予感がしたからスルーしよう。

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しなび。

Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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面白そうだから入れてみた。今日のカードはこれっ!
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