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二重螺旋構造 記載者:折華

~前回のあらすじ~
少年ざまあw

禅譲律と伏状真枝は走っていた。
ラグズの電話の内容、それは木崎の生存だった。
電話で少し話を聞いたが、やはり現場に行かなければ詳しいことは分からない。
そのため、彼らは市内のホテルからラグズの待つ森へと急いだ。



「すみません、遅くなってしまって」
少しして、森に三人がつどった。
「いや、かまわない。急に呼びつけたのはこちらだしな」
ラグズはそう言うと、二人を廃墟へと案内した。
「この灰を見てくれないか」
そこには灰が人のシルエットを形作っていた。
「これは……吸血鬼のモノか?」
灰をつまみあげると、真枝はそれをパラパラと落とした。
「ああ。電話で説明も無しに来させてしまったが、直接見せた方が早いと思ってな」
「……この吸血鬼は木崎に力を与えられた奴なんですね」
「そうだ。この吸血鬼がいたという事は、木崎はまだ生きている。アレは精神を乗っ取られた別人だろう」
「ちっ厄介な。……律、小瓶をくれ」
真枝は律から小瓶を受け取ると、灰を詰めた。
「その灰を持ち帰るのか?」
律は小瓶を受け取ると、ホルダーのような物に収めた。
「協会から派遣されている味方に検査にかけさせてみます。何か新しい情報が見つかるかも知れない」
「確かに見つかるかも知れないが、確率は低いぞ?」
真枝は立ち上がると、ラグズを見つめた。
「おそらく、木崎はウィアドのルーンによってかなり弱っています。本体は無事かも知れないが、精神へのダメージはでかかったはず。当分は活動出来ません」
「さらに言うと、私達はその間に木崎の本拠地を調べ、木崎本人と戦わなくてはいけません。木崎が他にもかくし球を持っている可能性を考えると、時間はあまりありません」
要するに、二人が言いたいのは、動くなら今という事だろう。確かに二人の考えは間違ってはいない。しかし、少し焦りすぎではないだろうか。そう判断をした上で、ラグズは聞いた。
「お前達はこれからどう動く?」と。
その問に対し、伏状真枝は顔を少し曇らせた。
「我々は一度協会の方へ戻ります。報告もありますし、灰の調査の事もありますから」
「正直にいって、どれくらいでこの町に戻れるかはわかりません。木崎が活動を再開するまでに再びこれればいいんですが、間に合わないかも知れないんです」
律は自分の手を見つめ、続けた。
「今回の戦いでは、魔力を封じられて何も出来ませんでした。自分を鍛え直すためにも、協会に戻る必要があります。共同戦線を張ったばかりなのにすみません」
一度協会に戻る事はしょうがない。そして彼等は自らの力不足に気付いている。確かに彼等は強いが、それは魔術士としてだ。魔術の発動を防ぐ木崎には今のままでは勝つことは難しいだろう。その事も理解しているなら、何も問題はない。だからラグズは、言った。「出発はいつ頃になるんだ?」
禅譲律は、何らかの反論があるだろうと思っていた。そのため頭の中でどう納得してもらうか考えていたのだが、ラグズの返事を聞く限り、その心配は無さそうだった。「明日中には発とうと思います」
「そうか……なら明日はウィアドとミアもつれて空港まで見送ろう。今日はゆっくり休むといい」
そういうとラグズは二人に背を向け、歩き出した。

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いやいや!

絶対そんなあらすじじゃないだろ!
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Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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面白そうだから入れてみた。今日のカードはこれっ!
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