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【森の奥】二重螺旋構造Part神父【それと目的】‏

~前回のあらすじ~
結局、佐久間美紀って必要なかった気がする。



暗く、星明かりすら見えない森。
木々の合間には闇。
鏡像の様に、心の深くを投影する。
「はぁ……は…………」
大木に身を潜める影。
まるで何かから逃げてきたかの様に息は激しい。
「つっ!…………どうなってるんだか」
心配するような声の主は魔術協会執行者、禅譲律だった。
傷付いた右腕を擦りながら状況を把握する。


――――全てが唐突だった。


ラグズからの電話を聞き、真枝と共に研究所に出向いた。
しかし突然待っていたラグズが真枝に向かい歩き出した。
そして彼女は真枝に魔術を繰り出し、まったく同時に彼はそれと同等の神秘を持つ魔術で迎撃した。
二つの魔術は激しい爆発を生み、辺り一面の木々もろとも吹き飛ばした。
律は何とか防御の魔術を張り耐えたもののそれ以降二人の行方は分からない。
少し前までは魔力の渦と木々の倒れる音、魔術のぶつかり合う轟音が鳴り響いていた。
だがそれも先刻まで。
森の奥から目が眩む程の閃光が走り、それからは再び静寂が戻った。
今、二人がどうなっているかは分からない。
戦いの間際のラグズの言。
真枝が木崎だと言った。
思い直してみれば確かに、あの時の真枝は普段とは違った。
しかしそれも僅かな違和感に過ぎなかった。
そうと言われなければ気づけないほど。
身のこなし、魔力の動き、口調。
純粋に木崎の変装が上手かったのかそれとも――――
(ちっ、そう言えば木崎は私にも化けていたな)
公園での戦い。
あの研究者(魔術者)は自分そっくりの格好をしていた。
服装や顔つきは言わずとも背格好、しゃべり方まで瓜二つだった。
魔術と科学。
片方しか使用してないか両方を使ったのかは分からないが、木崎が侮れないということは分かった。
(とりあえずどうする――――)
選択肢は三つ。
一つはウィアドと合流する。
もう一つはこのまま単独で行動する。
最後の一つは、あのちゃらちゃらした拉麺好きの神父に助けを求める。
(…………三つ目は却下。大体ラグズさんの言葉を信じるなら木崎は吸血鬼じゃない。なら聖堂教会も動いてくれないだろうし。一つ目は…………保留かな)
ついでに今後の方針を決めよう。
ラグズを探すか、木崎を探すか、真枝を探すか。
そもそも木崎の目的は何か。
協会からは『継色市に掛けられている結界を解明しに来た』と聞いている。
しかし、吸血鬼に対する結界ならばアルズベリ・バレステインの『儀式』についてを調べたほうが手っ取り早い。
(継色市に他に何か――――?)
結界以外に話は聞かない。
古い伝承を調べれば何か見つかるかも知れないが。
(つまり、元々は継色市に無かったもの?)
一つだけあった。
ロンドンから旅行に来た少女。
木崎が危険を犯してまで奪おうとした――――
(不味い――――、ミアが危ない!)
その思考に至った瞬間。
大木の影には誰も居なかった。


てな感じに…………
誤字矛盾点があったらメールくれよな!

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しなび。

Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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