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【順霊違院 カノヱ】神父ルート第13話A【登場目前!】

始めに(始めじゃないけど)。
神父ルートはあくまでフィクションであるため、実際の制限・禁止カード裁定とは違いがあります。
基本的には2010年3月を参考にしてるけどシナリオの都合、作者の趣味によって変わるので注意!
具体的に言うとリビングデッドが禁止で死者蘇生が制限だったり。
リビングデッドって小説じゃ微妙なんだよね~
死者蘇生はギリギリ感があって好きだが


今回のネタバレ:パラレルワールドの継色市は非常に物騒なようです。
本編は…どうなんでしょう?つーか二重螺旋リメイクの執筆すすまねorz
脳内では大体出来てるのに…文章化できんorz
byうpを任された猫暮らし
「あったあった」

手に持つ箱を机に置き、埃を払う。
ガムテープでみっちりと封してあるそれには、子どもらしい無邪気かつ大きな字で『Toy Box』とだけ書いてある。
中に入ってあるのは勿論おもちゃであり、火かき棒なんてものは入ってない。
最初は指で引きちぎろうと思ったが想像していた以上に固く、仕方なく筆箱から鋏を取り出しと切り裂いた。
少し汚くなっている箱には、幼少の頃に集めた様々なおもちゃが入っていた。
ベイブレード、トランプ、マクドナルドで手に入れたおもちゃ、

――――そして、遊戯王カード。

とは言うものの現役を引退したのは数年前のこと。
友子ちゃんの言っていたようにカードプール(ようは流行のカードやデッキの事だ。多分)はあの頃とは大きく変わっているらしいからあまり強化は出来ないだろう。
だが探してみると、中には使えそうなカードもあった。
個人的にはこの《ゴッドバードアタック》や《突進》なんかは強力そうな気がする。
あとは懐かしの《死者蘇生》や今日も活躍した《大嵐》も入れた方がいいかも知れない。

「……………………」

そんなふうに考えながらカードを見るが、帰り道に会った、黒いスーツを着た女の言っていたことが耳から離れない。
『ユウ』と名乗ったそいつは、道端で今日は寒いですね、と話すような感じでこう言ったのであった。

『あなた、カードの精霊って信じる?』


――――――――


優一郎やエクセルとも別れ、一人で歩き慣れた道を行く。
歩きながら、ポケットから携帯を取り出そうとする。
そう、実は、今日部室で二人きりだった時に友子ちゃんの携帯の番号とアドレスをゲットしていたのだ!
友子ちゃんからメールが来たときの着信メロディを『等身大のラブソング』にしようかそれとも『あいたかった』にしようか、『just be friend』は却下だなどと思い制服のズボンを漁るが、

「?」

何故か見つからない。
ポケットじゃなくてバッグだったかな、と一旦それを地面に置く。

――――いや、置こうとしたのだ。

ふと足元に誰かの影が。
気になり、顔を上げたところに。

「あなた、カードの精霊って信じる?」

唐突に、まるでそこらのライトノベルのような事を言われてしまった。

「はぁ?」

思わずそんな風に返してしまっても瀬口のせいではあるまい。
黒ずくめの女は続けた。

「わたしは……そうね、ユウよ。一応フリーのジャーナリスト。情報屋って思ってくれて構わないわ」

咄嗟のことで何も反応出来ない。
精霊だって? 情報屋だって?
そんなのは伝奇小説の中でしか見たことがない。
そんな内心が顔に出ていたのだろう。
多分口もバカらしく空いていたに違いない。
ユウはそんな顔を見て何かを察したのだろう。

「あれ? あなたデュエル部なのよね、“こっち側”の人間じゃないの?」

と焦ったように言った。
多分この人はいわゆる可哀想な人なのだろう。
そう判断した瀬口は無視して歩き出そうとした。

「待ってよ~司祭さん、あなた本当に何も知らないの?」

その、司祭と言う言葉が妙に引っ掛かった。
まるで夢の中で聴いた、泡のような記憶。
思わず首もとに掛けられた十字架を触る。

「あれま。本当に知らないのか。何だ残念。 うっわ恥ずかし……まるでわたし中学二年生じゃない……。さようなら、瀬口浩平クン。今のことは忘れてくれると嬉しいわ」

そう、言いたいことだけを言い、っかし~な~なっちゃん騙したな~と呟き口を尖らせて去ろうとした。

「ち、ちょっと待ってくれ!」

思わず伸ばした右手で、その手を掴んでしまった。
掴んだ瞬間、静電気が走ったような、痛みがした。
反射的に手の甲を押さえる。
まるで焼きごてを押し付けられたような熱。
見ると、右手の甲には十字架のような形をした赤い痣が。
しかし痛みはあっという間に引き、それに合わせるように痣も消えた。

「じゃあね司祭さん。命が惜しいのなら夜にはこの街を出歩かないことね」

そう言ってにっこりと笑うユウ。
甲を押さえたまま立ち尽くす瀬口を尻目に、ユウは悠々と歩き出す。
今度は瀬口も止めなかった。


――――――――


ベッドに寝転がり、右手を天井から照らすライトにかざす。
勿論痣なんてものはない。
もしかしたらユウと会ったことは夢のことだったのだろうか。
瀬口にだってそれが違うことくらい分かる。
しかし、ユウとの会話が実際に起きたことだと考えると、普段なら一笑に伏すだろう精霊の事も、何故か本当の事に思えてしまう。

「……………………」

気分を変えるために井ノ上にメールで遊戯王について聞こうと思ったが、携帯はバッグの中にも無かった。
多分、デュエル部の部室に忘れてきたんだろう。
そして明日は土曜日。
燈光学園はゆとり教育の弊害(恩恵?)で、週休二日制を採用している。
つまり、明日は休み。

「うーん」

だが、休みといっても校舎は開放してるし、文化祭準備の生徒もいるだろうしあまり目立たないだろう。
ひとしきり考え、やはり今日の内に回収しておくことにした。
無いとは思うが万が一、見回りの先生が部室を覗いてしまったりしたら面倒なことになるからだ。
取りにいった瀬口自身が見つかったらやはり面倒なことになるかも知れないが、そのときは諦めよう。
幸い忍び足には自信がある(スカウト3レベル相当)。
思い立ったが吉日、善は急げ、悪は延べよ。
さっそく制服に着替えて学校に向かった。



「…………そういえば、なんでユウは俺の名前を知っていたんだろう」





因みに『ユウ』とは、某友人Uです
具体的に言うとエクセルと同じクラスで体育祭の時にはクラスのリーダーとして賞状を貰いにいったナイスガイです。
妹アリ

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すごくとてもどうでもいいけど。

順霊違院じゃなくて須霊違院じゃないか?
いや、確かに漢字とか感じとか似てるけどさ。

No title

やっちゃった感が半端ないんだが……
次回以降訂正しまっす
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しなび。

Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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面白そうだから入れてみた。今日のカードはこれっ!
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