スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

セブキス二次創作  Beyond The Spiral①

kyonす
レグルスをちょっとお休みしてセブキス二次創作。
思いつきでやってるんでどこまで続くか…

ま、せいぜいがんばるよ!

ストーリー協力:なめピロ・黒もやし・草乃美里
「もしセブキスの世界がSFメカアクションだったら」
Here we GO!!
地球近くの宇宙。青白い炎と閃く光線が漆黒の虚空を彩る中、少女は必死で機体のコントロール・スティックを握りしめている。


「くっ……!」

敵の量産機が発するビームをやっとの思いでかわす。自機が地球の引力の影響を強く受け始め、制御が上手くできないのだ。機体に搭載されたAIがアラートを鳴り響かせる中で、母艦からの通信が突如として少女の耳に届いた。
「ヒサシ!それ以上は危険だ!帰還しろ!」
「駄目です!!ここで退いたら艦もろともこいつに落とされます!」
少女は声の限り叫んだ。その間も、敵は容赦なく撃ちこんでくる。少女は光の弾丸を盾で受け止めつつ、言葉を繋げた。
「先に地球に降りてください!この新型なら、単機でも降りられるはずです!」
「ぐ……しかし……」
通信相手の男が唸る。
「行ってください」
ヒサシと呼ばれた少女は、はっきりした声でその男に告げた。
「艦長、私は大丈夫です。」


――しばらくの沈黙の後、男は苦しそうに言った。
「必ず、帰ってこい。命令だ」
「了解しました。リュウトク艦長」

通信はそこで終了した。



「……ああ言ったけど、実際どうなんですか?新型AIさん」
『可能だよ。けど……大気圏突入時の熱をコクピットに届かないように完全に遮断することは…少し難しい……』
「機体は地球に降りられるけど、私は蒸し焼きになっちゃうかもしれないと」
『………』
「……仮登録とは言っても、やっぱりパイロットがいなくなるのはさびしいですか?」
『……さびしいとも』
「…感情、あるんですか?」
『擬似的なものではあるが…… ! オルカ。エネミーはついに追撃を諦めた様だぞ』
その言葉に少女はほうっと息をつく。

「よかった……後は、私自身が助かれば言うこと無しですけど……後は天に任せましょう」



その夜、流れ星が雫のように真っ直ぐ地へと落ちた。




△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△




――ニホン国、東部、ツギシキ地区、自宅。時刻は午前4時半
俺、ミヤマ優一郎は目を覚ました。

普段と比べるとだいぶ早い時間だが、二度寝をする気にもならないほどはっきりと覚醒してしまったので、とっとと起き上がる事にする。声にならない声を発しながら窓の外を見ると、薄暗い群青が目に入った。
「清々しい…とは言えないな」
虚空に一人呟くと、俺はベッドに腰掛け、テレビの電源をつけた。すると、女性のニュースキャスターとともに、人型機動兵器の「Auto cluster ―オートクラスター」同士が交戦する様子が映し出された。


「―――は、以前激しい戦闘が続いており、多くの犠牲者を出している模様です。連合軍は――」


――また戦争の話かぁ……

俺はぼんやりとそんなことを考えながら、すぐにテレビを消した。

……戦争はあってはならない事だとは思うし、犠牲者の話を聞けば心が痛む。 が、所詮はその程度。俺にとってそんな話は自分とは程遠いところで起こっている話で、現実感など湧いては来ない。戦争の経緯すらもあやふやにしか記憶していないのだ。
平和ボケした俺の脳みそは、結局思考のベクトルを戦争のことから「この後何をしようか」というところに変えてしまった。


―――父さんも母さんもまだ寝てんだろうな……何かこの時間の有意義な使い方はないか……




―――あ



忘れていた。以前から早起きができたらやろうと思っていたことがあったのだ。

「よし、出るか」
俺はもし"あの場所"に長時間入り浸る事になってもすぐ学校に行けるよう、制服に着替え、鞄の中に教材をいくつか放り込んで家を出た。 

――乾いた涼しい外気が肺を満たしていった。




▼▼▼


俺は木々を避けるようにして薄明かりの中を歩く。

"あの場所"は森林が生い茂る小高い丘の果てにポツンと存在している、見つけるのが非常に困難で、地元の人からも忘れ去られた本当に小さな海岸だ。俺はその場所に何度も一人で行っては、何分、何時間も入り浸った。友達がいないわけではないが、2つの理由からこの場所には誰も連れてこないようにしている。一つは、俺しかここにたどり着く方法を知らず、他の人が一人で来ようなどと思えば簡単に迷子になってしまうということ。もう一つは、単にこの場所を自分だけが知っている秘密の場所にしたいからだ。

背の高い草木をかき分け、大きい木の枝の下をくぐると、ついにその景色は姿を現した。
耳に聞こえるのは、静かな潮騒と風に揺れ、こすれる枝や葉の音。水平線の彼方からは朝日がその顔をのぞかせ、水面はキラキラと太陽の光を反射している。
そう、俺は日の出を見に、ここまで来た。季節が秋を迎えると、この秘密の海岸の真ん中に太陽が訪れる。俺はこの景色を見るため、何度か無理をして早起きしたことがあるが、今日見れたのは本当に幸運だと言える。



―――しかし、今日の秘密の海岸には先客がいた。


「なんだ……?あれ」

それは、仰向けに倒れ、下半身を海水に浸している「オートクラスター」だった。

――…は?
全く思考が追いつかない。
――えーとあれは戦争に使われる代物で、でもニホン国は戦場になった事ないし、第一戦争は他の国に任せてんだからこんなもんあるわけが……そんじゃこれは夢か!?

自分の顔を思い切り張る。 ものっそい痛い。

痛みに悶絶していると、僅かに声が聞こえてきた。何と言ってるかは聞き取れないが、男の声のようだ。

「どこだ?」
少し機体に近づいて耳を澄ます。すると、横たわるオートクラスターの腹の一部から何か聞こえてくる…――
「あそこ、コクピットか!」
俺は声が漏れているコクピットに走り寄り、耳をぴったりと付けた。――すると、中からだいぶ必死そうな男の声がした。

「助けてくださァァい!!そこの君ィ!!助けてェェェェェ!!!」
「お、おい大丈夫か!!」
あまりに切羽詰まった雰囲気だったのでつい声をかけてしまった
「そうだ君だ!!やっと気づいてくれたか!!頼む!!ここを開けてくれ!ロックは解除したんだが、回路がイカれて自動で開いてくれない!助けてくれ!!私には腕がない!!」
「なっ!!腕が無いって……あんたそんな大怪我してんのか!!?」
「いや、無傷だ」
「はぁ!?」
「いいから開けてェェェェェェェ!お願いィィィィィィ!!!」

もう本当に訳が分からない。
無傷の腕のない男に必死でお願いされている。
――やはりこれは夢か。…痛覚とかも忠実に再現された

しかし、夢だろうと現実だろうと目の前に窮地に瀕している人物がいるのは明らかだ。それを放っておけば、たとえ夢でも後悔する。

「わかった!今開けてやるから落ち着け!!」
俺は中にいるであろう腕なし男に向かって叫び、取っ手を掴んだ。

「うりゃあああああああああ!!!」
掛け声とともに大きな箱型のハッチを引き上げる。相当に重かったが、なんとか開けることに成功した。
「よし!!大丈夫か、腕なし男!」
……そう呼びかけて中をのぞいてみたものの、そこに腕のない男はいなかった。そこにいたのは……


「あ、やっぱこれ夢だわ」




そこにいたのは、美しいブラウンの長髪を携えた美少女であった。

コメントの投稿

非公開コメント

乙ー。

腕のない男て言ったらもう欠損に違いないよねそんなことないけどさ畜生。

さーて、結局敵は誰になったんだろう。

次回も期待期待♪

しかしこれ優一郎が本格的に戦うまで結構かかりそうね

No title

もうほんと文才無いからいっそマンガにしてやろうかと思うよw
敵ねぇ。だれにしようかな
プロフィール

しなび。

Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

最新コメント
最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
エルミナージュⅢ
遊戯王which?
面白そうだから入れてみた。今日のカードはこれっ!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。