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リレー小説『モミジ』「第一夜・光を求めた軍人」② byなめピロ

一ヶ月経つところだった!

SSとかだと一話だけ上がって音沙汰無くなるとかよくあるよね よくあるからってやっちゃダメだね

まーとりあえず書いてみる。3人称なんてほとんど書かないんで、ちょっとアレかもしれんけどまぁ気にせんといて


教室に入って中を見回してみる。元木君はまだ来ていないみたいだ。
せっかく面白そうな噂を聞いたのに、とも思うが、彼のことだ。どうせ今日も始業ギリギリになるまで姿を見せないだろう。
それなら、ともう一人の姿を探してみる。……いた。今日も窓側最後列の席、すなわち遼の後ろの席で一人本を読んでいる。
この女子生徒に声をかけることが、最近の遼の日課となっていた。
「おはよう。瑞樹さん」
「……」
「あれ?聞こえなかったのかな?……おはよう!瑞樹さん!」
「……うるさいわね。聞こえてるから、朝から耳元で叫ばないでくれる?」
そう言って、読書をしていた少女は顔を上げる。
「あ、よかった聞こえてたんだね。でも、挨拶されたらちゃんと挨拶を返さないといけないと思うよ」
「ハァ……なんで貴方にそんなことを言われなくてはならないのかしら?」
「瑞樹さん!」
「ああもう、わかったわよ……おはよう、結城君。……これで満足かしら?それならもう話かけないで」
一方的にそう言うと、少女――瑞樹花楓はまた読書に戻ってしまった。
冷たい態度ではあるが、初めて声をかけた時など、一切返事が返ってこなかったことを思えば、大分会話が繋がるようになったと遼は思う。
「ねぇ、瑞樹さん。それ、何の本を読んでいるの?」
「……」
「瑞樹さん?」
「貴方は人の話を聞いていなかったの?私は、話かけないでと言ったはずなのだけど」
花楓の口調には段々と怒気が込められて来ているのだが、怒りなどとは無縁なこの少年は気付かない。
「どれどれ……?えーっと、日本全国 学校の七不思議集?」
「勝手に、見ないで、くれない、かしら?」
花楓が声を出すと同時、教室の温度が下がったかのように感じられ、近くで談笑していた生徒たちが身を竦ませる。
だが、それでもこの少年は、臆することなく会話を続ける。
「ごめんね。でも、瑞樹さんがどんな本を読むのか興味があったから」
「……ハァ」
ため息をつく。ここ何日か、繰り返されてきた光景だった。
どんなに会話を拒もうとしても、一切気を悪くするようなこともなく話しかけてくるこの少年に毒気を抜かれてしまうのだ。
「……別に、面白いものでもないわよ。日本全国の色々な学校における七不思議を集めて、そのパターンを調べただけの本」
「七不思議かぁ……瑞樹さんの通っていた学校にはあったの?」
「どうでもいいでしょう、そんなこと。私は読書に戻らせてもらうわ。そんなに七不思議の話がしたいのなら、他の人としてくれる?ほら、ちょうど来たみたいよ、貴方の友人が」
花楓の視線の先には、今まさに教室に入ってくる背の高い男子生徒の姿があった。
「あ、本当だ。それじゃ、また後でね。瑞樹さん」
そう言い残して、遼は友人の元へ向かう
「……もう話しかけないでくれると嬉しいのだけれどね」
花楓は、そう一言呟いて、再び本に顔を落とした。

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今読んだ!皆これに関してのコメントはSkypeでしてんのか?出来ればこっちに残されてるとありがたいんだがなぁ…

それはそうと、結構この主人公好きだなぁ。なんとなく
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Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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