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【第五章後編】確約の空&忘年会

うっす、瀬口っす。
この小説だけど、ここじゃなくてもっと別なところでやればよかったと今更ながら後悔。
うっとおしかったら言ってくれ、別の場所探すから。


それとは別に、今回は皆に聞きたいことがあるんだ。

12月の下旬に黒歴史メンバーで忘年会を開こうと思うのだが、どうだろうか?
今のところ日程は決まってなくて、候補は「25、27、28、29、30、31」なんだ。
あんまり遅くなると帰省しちゃう人もいるだろうから(筆頭俺)、25か27が妥当だと思うのだがどうだろうか。
参加したーい! と思った人はコメントに書き込んじゃってくれ。
その場合、「何日がいいか」、「どこの駅がいいか」、「どんな店がいいか」の最低三つを書いてくれるとうれしい。
あとは、「こいつ誘いたいんだけどいい?」とかもちろんスチパンの感想でもオッケー。
駅、店の候補は、
 駅……町田、相模大野、鶴川、柿生、新百合ヶ丘
 店……飲み屋、バーミヤン、その他
特に要望がなかったらその旨の書いてくれ~。
他に、こことかいいんじゃね?ってのがあったらお願い。
よくわかんないと思ったらコメ書くか俺にメールしてくれぃ。
ではでは。



6. 第五章(後)「エクセル・M・ハヤミ……金甌無欠かもしれない少女」
 
 さて、彼ら二人……ユーイチローとセグチの着いているテーブルの近くまで来たエクセルは、立ち止まり思考した。

(ちょっと待てよ……? 一体何を話せばいいの?)

そう。
実はこのエクセル、男性と話すのが何よりも苦手なのである。
先ほどぼんぼんの坊ちゃんたちを無視し、あしらっていたのはそれもあったのだ。

(やばい……このままでは私→緊張して話せない。あいつら→私の類稀なる美貌に平伏して話せない。ぴーんち!)

そして何より、エクセルはちょっと頭の螺子が抜けてしまっている女の子なのである。
頭を抱えつつ呻きながら、地団太を踏む。
ユーイチローとセグチが奇行を続けるエクセルに気が付き、こそこそと会話を交わす。0

「……なぁユーイチロー」
「言うな。言ったら絡まれるぞ、絶対」

無遠慮な視線に気づかず、なおもエクセルは葛藤し続ける。
爪を噛みつつ、汗だらだら。

(どうする……どうする!?)

「うっし、んじゃそろそろ部屋に戻ろうぜ」
「だな。お前のとこの部屋に行っていいか? 俺の部屋、ビジネスルームなんだよな」
「俺の部屋はグレード、なんなんだろ。イデアに聞かないとわかんないや」
「このブルジョアめ」

そう言いつつユーイチローとセグチは席を立ち、帰り支度を始める。
とうとう焦り始めたエクセルは、

(し、仕方ない……行き当たりばったりでGO!)

二人に向かって走り出した。
エクセルに気が付いた二人はいったん動作を止め、エクセルに向き直る。

「えーと……誰?」
「お、おいユーイチロー、この人は……」

セグチが慌てたようにユーイチローの肩をつかむ。
インタビューの間はずっと飲み食いしていたので、ユーイチローはエクセルの事を知らなかったのだ。
粗相をしていたら摘み出される、それくらいの権力をこの船の中で握っている人間なのである。

「私の名前はエクセル・M・ハヤミ。よろしくね」

そういい、エクセルは右手を出す。
どうやってコミュニケーションを取ればいいのかわからない彼女は、とりあえず父親の言っていたことを実行することにした。
それはつまり、「1に握手、2に握手。3、4がなくて、5にハグ」という教え。
流石に五番を実行する度胸は無いため、今回は1、2番で我慢してもらう。

「メルセデス・ハヤミって……ああ、脅迫じょムグ」
「おい、ユーイチロー、機密事項だから言うなって言ったろ!」

またもやユーイチローの爆弾発言に、セグチが冷汗を掻きながら口を塞ぐ。
辺りを見渡すが幸いにして今はパーティの最中。
子ども三人の会話を盗み聞きする人間はいなかった。

「いいのよ別に。私だって知っているから。それよりも、どうしてあなたがそのことを知っているのかしら?」
「……まぁ、別に隠しておく必要もないか。俺の名前はコーヘー・セグチ。警察だ」

セグチは胸ポケットから警察手帳を取り出し、エクセルに預ける。
事前の乗員調査で警官が乗っているというデータはなかったのだが、おそらく無記入で提出したのだろう。
プライバシーを守る観点からでもそういったことは許されているが、身元が分からない人間が乗ることは出来ない。
万が一、犯罪者等が乗り込んできた場合、少々やっかいなことになってしまうからである。
これから3日間、警察どころか政府すらも介入できない空の旅。
状況的には巨大な密室であり、殺人や窃盗が起こっても犯人を捕まえられない可能性が出てきてしまう。
そのため、マンハッタン号にはメルセデス社の雇った警備員が乗っていたりもする。
ただし、その人数は最小限に抑えられている。
何故なら大人数になればその分限られたスペースを取られてしまうし、何より乗客に威圧感を与えてしまうからだ。

「正確には、“警察官がたまたまチケットを手に入れ”、船に乗っているだけだ。そこらへんは察してくれると助かる」
「なるほど、道理で脅迫状の事を知っていた訳ね。この船に乗っている警察官はあなた一人なの?」
「いや、もう何人か乗っているらしい。これも察してくれ」

エクセルは言外の意味をくみ取り、頷く。

「了解。そういうことね。」
「どういうことだ?」

ユーイチローはそういった裏の話には疎いらしい。
セグチはうっとおしそうに片手を振りながら言う。

「……あとで説明してやるよ。とまあ俺から言える話はこれくらいかな。もっと聞きたかったら26号室の俺の部屋を訪ねてきてくれ」
「わかったわ。そうだわ」

そういってエクセルは自分のポーチからカードを二枚取り出す。
そのカードにはエクセルのプロフィールが書かれていた。

「これ、私の名刺よ。何かあった時に役に立つかもしれないから、渡しておくわね」
「こいつぁありがたいな」

ユーイチローとセグチはそれを大切に財布に挟み込み、保管しようとする。
だが、その前にエクセルが名刺を取った。

「ついでに……」

名刺の裏に、胸ポケットに入れてあった万年筆で自分の名前をさらさらと書きこむ。
性格に似あわず、お嬢様らしい流暢な字体である。

「サインを入れておいたから、メルセデス社が担っている部分に関しての調査は、アポは入らないわ。勿論脅迫状が出されている“あれ”についても、ね」
「何から何まですまないな」

これでだいぶ調査がしやすくなった。
セグチからしてみれば相当な援助である

「この船で揉め事が起きるよりははるかにマシよ。それに、もしかしたら貴方たちなら……いいえ、なんでもないわ。それじゃ、私も帰ろうかしら。よい船旅を」

最後に意味深な台詞を吐きつつ、エクセルは立ち去った。
唐突に現れ、唐突に消えてしまった。
その後ろ姿を眺めつつユーイチローが呟いた。

「……思ったより良いやつだな。俺たちも戻るとするか」
「そうするか。そういえばオルカたちは……まだしゃべってるみたいだな。胡蝶ちゃんは見当たらないけど」
「先に帰るか? っていうか、その胡蝶って誰だよ」
「あれ? 言ってなかったっけ?」

セグチが驚いた顔をする。

「乗船前のチェックで滞ってたからよ、俺がちょいと権限使ってスルーさせてやった女の子だよ。全く、あの受付頭硬いよな。まだ学校に通ってるような女の子のバイオリンケースまで検査する必要はないだろうに」

そういいつつ、セグチは机に置かれたクッキーをナプキンで包み込み、ポケットにしまい込んだ。

「なにしてるんだ?」
「いや、このクッキー美味いから貰って帰ろうかなと」
「卑しい奴め」

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No title

確定的に25、28、29は確定的にいけないことが確定してることが確定している。
しかし、スチームパンクってなんなんだろうな。スチーム出なくても成り立つってどういうことだよ。

No title

27日説濃厚っすかねぇ。

スチームパンクの定義については、もう、適当でいいや……

No title

http://togetter.com/li/144166
だからここを読めと。



27日ね。とりあえずそこを第一にしておきますか。

No title

忘年会を餌に読ませる気だな?汚い!と思ったけど、逆に忘年会の記事と一緒にしちゃったせいでSSもあるのにそっちがスルーされるパターンだな?これは

というわけでSSの感想……と見せかけて俺も参加したいなーしたいなー
少なくとも今の段階じゃ予定なんてまったく入ってないから、決定した日に合わせるよ
この先、流石にその時期遊び行くのはまずいだろ……とか自分で思わない限りは…… あ、行くなら町田がいいっす

で、えーと、盛り上がって参りましたね。バイオリンケース怪しいですね。きっと中にデスガンが隠れているんじゃないかなぁ 流石デスガンさんだよ

No title

多分今年は参加できないんで来年も開いて欲しーなー
プロフィール

しなび。

Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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