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【Part.瀬口】三重螺旋構造【三回目】

だって!
舞に空気って言われたんだもん!
二重螺旋構造
~~三重目~~


赤黒い十字架と白衣の少年が去った数分後。
公園には新たな来客がいた。
継色市にやって来た魔術師、禅譲 律と付状 真枝だ。
ついさっきまでウィアドの家にいたが真枝が魔力の動きを感じたのですっ飛んで来たのだ。
だが、魔力の跡はあるのにそこには血だまりしかなかった。
戦いの傷跡も、人体の破片もそこには無かった。
律は赤い水溜まりに手を浸しため息をついた。

――――――――――――――――

『継色市は何かがおかしい』
彼女の師であるエルメロイの台詞だ。
一流の魔術師である彼も継色市の異常を解析出来なかった。
その為にこの土地に馴染みのある律を向かわせたのだが…………
(何という体たらく…………)
まだ初日だというのに何にも手がかりが無い。
未然に事件を防げなかった悔しさに唇を噛み締めながら捜索を続ける。


十分程たった頃に、

――――――――カチリ。

突然響いた場違いな音に驚いて辺りを見る。
すると――――
「…………!」
見つけた。
草陰に隠れて見えなかったが確かに金色に光る鍵がある。
咄嗟に手を伸ばそうとしたが一瞬躊躇いゴミ箱を漁っている真枝を呼んだ。
側に来た相棒に命令する。
「真枝。あれを視て」
すると真枝は不思議そうな顔をして、
「視るのは構わないが…………」
と言ってさらに不思議そうな顔をした。
その仕草に苛立ちながらももう一度言う。
「だからあれ。いかにも怪しそうじゃない」
「いや、その前に」
真枝は律の足元を指差す。
「律が踏んでるそのいかにも怪しげなスイッチ…………なに?」
律は驚いてその場から離れた。
しかし、気付いた時には遅かった。
どうやら鍵はダミーで本命は足元のスイッチにあったようだ。
単純な律はうっかり引っかかってしまったのだが、それが合図となって公園は死者で一杯になった。
ごめん、と呟き真枝を見る。
「やれる?真枝」
「もちろん」
真枝は目を閉じて魔眼を発動させ、律もホルダーから得物を取る。
「やっぱりこういうのが私たちらしいわね」
「まぁ先輩からしてああだからな」
律はあの破天荒の権化とも思える三人の先輩を思い浮かべ苦笑する。
真枝も同じ事を考えているのか唇が嬉しそうだ。
「それじゃ始めましょう」
そう言って律は獲物に向かって走り出した。


久しぶりの闘いは10分ほどで終わったらしい。

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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No title

俺的に最後の

久しぶりの闘いは10分ほどで終わったらしい。

がいいな。
こういうのは好きだ。

うわ~~
ありがと~~。
やっぱ誉められると嬉しいな!
プロフィール

しなび。

Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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