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【Part.折華】三重螺旋構造

何か空気どころか主役級になってる気がしないでもない感じになっちまった……




「ふう、思ったより手こずったわね」
律達は公園での闘いを終え、夜の町のとある路地を歩いていた。
「数が多かったからな。協会の関係者に片付けておくように連絡しておいた。奴の手口が分かりしだい俺達に連絡が来るはずだ」
「そう、分かったわ……しかし、何の為にこんな事をしでかしたのかしら?」
律は先ほどの闘いを思い出す。
死体は、かなりの数で老若男女関係無く集められていた。
最初は何らかの魔術を行っていたのかと考えたぐらいだ。
「奴の考える事はそんな難しい事じゃない。
ただ単純に試したかっただけなんだよ」
「試したかっただけ?」「そうだ。奴のやりたかった事はこの町に置いて、自分の能力がどう変化するかの実験だ」
真枝が言った事は、彼らの得ている情報から言えば、当然の推測出来る事だった。
この町は吸血鬼にとっては天国のような土地なのだ。
ならば当然何らかのメリットが無くてはならない。
普通の吸血鬼ならばそんなこと思いもしないだろうが、今この町にいるのはあの木崎なのだ。
奴が自身の力の変化を確かめないはずが無かった。
「まぁ、俺達への挑発もあったかもな。魔力の発動から消滅まで時間があっただろう?木崎ならあれぐらいの人数殺すのにあんなに時間はいらない。二分もかからなかっただろう」
真枝は悔しそうに顔を歪ませた。
「今回は完全にこちら側の負けだったわね……
でも、次は絶対に負けない。こちらには頼もしい仲間が要るのだから」
二人の魔術士はそう話すと夜の路地から溶けるように消えていった。
夜に棲まう怪物を狩るために。

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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っあぁ!

誤字発見!
魔術士→魔術師
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Author:しなび。
なんていうか、もうどうにでもなーれ☆

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遊戯王which?
面白そうだから入れてみた。今日のカードはこれっ!
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